私達は机の落書きから始まった。
不意に身体がフワッと浮いた。
誰かに抱き抱えられたみたい。
誰か分からなくて、目を開けようとしたけど、痛くて開けられない。
右目を薄く開けると、視界に入ったのは、遼平が近くにいるとこ。
でも、私を抱えているのは、彰だった。
「…あ、きら?」
そう言うと、
私の目に冷たい指が触れる。
「目ぇ閉じてろ」
遼平の顔が頭に焼き付いて離れない。
ひどく心配してるように見えたのは、私の気のせいだよね。