私達は机の落書きから始まった。
 
 
少しすると、痛みも大分治まってきた。
 
 
ズキズキする程度。
 
 
タオルを取って、鏡を見ると、左目が赤くなっていた。
 
 
でも、普通に見える。
 
 
少しホッとして、さっきの事を思い出す。
 
 
友美の事と、遼平の事を。
 
 
あれが、わざとなんて、私の考えすぎだよね…
 
 
友美がそこまでするわけないもん。
 
 
「もう大丈夫か?」
 
 
彰が私の左頬に触れる。
 
 
「うん。大丈夫。
私ってば、あんなボールも取れないなんて…運動神経ないんだね。」
 
 
笑っていると、突然目の前が暗くなった。
 
 
え?
 
 
そう思った時には、彰に抱き締められていた。
 
 
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