私達は机の落書きから始まった。
ガタッ
音がした方を見ると、遼平が立っていた。
ずんずんと、私の方へ来ると、私の顔をジッと見る。
今の私は、いつにも増して、酷い顔をしてる事を思い出して、パッと顔を背けた。
こんな顔、あんま見ないでよ…
「ちょ…今ね、酷い顔してるから……」
私に上を向かせると、私の左目の瞼に優しくキスをした。
「酷い顔じゃない!
……痛い?」
遼平が悲しそうな顔をするから、私は遼平の頭を撫でる。
「遼平が悪いんじゃないんだから、悲しい顔しないで?
私の注意不足だよ…ね?」