私達は机の落書きから始まった。
 
 
「ん~、枝毛がひどかったからね。」
 
 
嘘って、きっと気付いてる。
 
 
でも、私は嘘だって突き通す。
 
 
友美の為じゃない。
 
 
遼平の為に……
 
 
えへへ。と笑うと、彰はまた深い溜め息を吐く。
 
 
「あんたがそう言うなら、そういう事にしておく…」
 
 
「……ありがとう」
 
 
その後、彰は何も言わずに駅まで送ってくれた。
 
 
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