私達は机の落書きから始まった。


「菜々ちゃんと付き合ってるの?」


「まだだけど、付き合いたいと思ってる。」


人の会話なんて聞いちゃいけないのに、足が動かない。


「菜々ちゃんは、彰が好きなんだよ?
知ってるでしょ?」


え?


私が彰を?


「友美さんから聞いたから知ってるよ。」


遼平の落ち着いた声が聞こえる。



遼平の誤解の発端は、友美だったんだ。

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