私達は机の落書きから始まった。


「ッ……それなら、なんで?

私じゃダメなの?

菜々ちゃんより遼平君の事が好きなのに。」


2年前に戻ったみたいだ。


遼平が告白されてるのを何度か目撃していた頃に。


それに、友美が昔の私に見えた。


私は舞ちゃんの代わりにならない?


言いたかったけど、言えなかった。


少しの沈黙の後、遼平が口を開いた。


「ごめんなさい。

それでも、俺が菜々ちゃんを好きなんです。」


遼平の言葉を聞いた瞬間、すごく嬉しい反面、友美の気持ちが痛いくらいに分かって、素直に喜べない。

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