私達は机の落書きから始まった。


顔がにやけてしまう。


隣に座る優里が私の顔を見て、


「菜々、キモいよ。」


そんな風に毒つくけど、


「えへへ~」


それでも、このニヤケ顔は直らない。


竜っちゃんは、


「幸せそうだなぁ。

あんま惚気んなよ。

こっち三人組は淋しい三人組なんだから。」


と、呆れ気味に溜め息をつく。


彰は、いつも通り、興味なさそうに教科書をめくっている。

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