私達は机の落書きから始まった。
 
 
遼平は 舞ちゃんの肩を持って距離を取った。
 
 
舞ちゃんは、私に気付いていないのか、遼平だけを見上げていた。
 
 
「やっと会えた。」
 
 
目に涙を浮かべている。
 
 
「なんで、ここに?」
 
 
遼平は少し落ち着きを取り戻し、舞ちゃんを見ていた。
 
 
「遼平こそ、なんでS大に?
 
N大に行くって言ってたのに…
 
だから、私……」
 
 
そこまで言うと、やっと私と目が合った。
 
 
ペコッと頭を下げられたので、私も同じように頭を下げた。
 
 
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