スイートホーム
コーヒーを淹れようとした所で、マグカップが水切りカゴの中にある事に気が付いた。
仕事から帰って来た時にちょっと一休み、って感じでお茶をして、その後無意識に洗ってしまっていたのだろう。
…これ一杯の為に、またマグカップやスプーンを洗い直すのはすこぶる面倒だよね…。
そう思い、片付ける手間が省けるよう、自販機のコーヒーを買いに行くことにした。
小銭を手に、一路食堂兼娯楽室へ。
厨房の後片付けはすでに終わったようで、そこと繋がっている食堂も含め、中は真っ暗だった。
入口で電気を着けて部屋の奥まで移動し、缶ではなく、紙コップの自販機の前に立つ。
自分で淹れるコーヒーもインスタントだし、正直味の違いなんて良く分からないんだけど、どうせお金を出すなら少しでもハンドメイド感が味わえるようにしたいんだよね。
いや、作るのは機械だけどさ。
とにかく気分の問題なのである。
「えっと…。アメリカンのブラックでいっかな」
ケーキがすでに甘いもんね。
そう考えつつ小銭を投入し、当該ボタンを押したその時。
キュキュ、という足音で、誰かが食堂に入って来た事に気付き、反射的に振り向いた。
「あ」
思わずドキンとする。
現れたのは、白のTシャツと黒いジャージ素材のハーフパンツにサンダル履き、という出で立ちの小太刀さんだった。
「こんばんは」
「…こんばんは」
仕事から帰って来た時にちょっと一休み、って感じでお茶をして、その後無意識に洗ってしまっていたのだろう。
…これ一杯の為に、またマグカップやスプーンを洗い直すのはすこぶる面倒だよね…。
そう思い、片付ける手間が省けるよう、自販機のコーヒーを買いに行くことにした。
小銭を手に、一路食堂兼娯楽室へ。
厨房の後片付けはすでに終わったようで、そこと繋がっている食堂も含め、中は真っ暗だった。
入口で電気を着けて部屋の奥まで移動し、缶ではなく、紙コップの自販機の前に立つ。
自分で淹れるコーヒーもインスタントだし、正直味の違いなんて良く分からないんだけど、どうせお金を出すなら少しでもハンドメイド感が味わえるようにしたいんだよね。
いや、作るのは機械だけどさ。
とにかく気分の問題なのである。
「えっと…。アメリカンのブラックでいっかな」
ケーキがすでに甘いもんね。
そう考えつつ小銭を投入し、当該ボタンを押したその時。
キュキュ、という足音で、誰かが食堂に入って来た事に気付き、反射的に振り向いた。
「あ」
思わずドキンとする。
現れたのは、白のTシャツと黒いジャージ素材のハーフパンツにサンダル履き、という出で立ちの小太刀さんだった。
「こんばんは」
「…こんばんは」