スイートホーム
『それでね…。実は今回、言い出しっぺは加奈なのよ。私と彩希と、三人でお出かけしたいって』
「え?加奈?」
その名前に、私は一気にテンションが上がった。
彼女も高校生の時からの友人の一人だけど、何だかんだで一年以上、直接には顔を合わせていなかったのだ。
「数週間前に電話で話したんだよ~。でも、会うのは加奈の結婚式以来じゃない?」
『そうそう。旦那さんのお世話や、既婚者ならではのコミュニティでお付き合いしなくちゃいけない事もあるし、色々大変みたいよ』
「だよね?だから私達との集まりに参加できなくても仕方ないと思ってたんだけど…。でも、何で突然麻美と私とで会おうって事になったの?」
『…彩希に伝えたい事があるんだってさ。電話やメールじゃなくて、きちんと対面して。で、自分一人じゃ不安だし途中詰まったりしそうだから、私も立ち会いを頼まれたってワケ』
「…ん?」
浮かれてた私の周りに、突然暗雲が立ち込めた。
「不安て…。やだ、何それ?私に何を言うつもりなの?」
すこぶる気になるんですけど。
「私、何かやらかしちゃってた?」
『え?ううん。違う違う。彩希自身が悪いって訳じゃないから。とにかく、当日加奈に会えば分かるよ』
「ちょ、あと4日間もやきもきしてなくちゃいけないの~?麻美は内容知ってるんでしょ?事前に教えてもらう訳にはいかないの?」
「え?加奈?」
その名前に、私は一気にテンションが上がった。
彼女も高校生の時からの友人の一人だけど、何だかんだで一年以上、直接には顔を合わせていなかったのだ。
「数週間前に電話で話したんだよ~。でも、会うのは加奈の結婚式以来じゃない?」
『そうそう。旦那さんのお世話や、既婚者ならではのコミュニティでお付き合いしなくちゃいけない事もあるし、色々大変みたいよ』
「だよね?だから私達との集まりに参加できなくても仕方ないと思ってたんだけど…。でも、何で突然麻美と私とで会おうって事になったの?」
『…彩希に伝えたい事があるんだってさ。電話やメールじゃなくて、きちんと対面して。で、自分一人じゃ不安だし途中詰まったりしそうだから、私も立ち会いを頼まれたってワケ』
「…ん?」
浮かれてた私の周りに、突然暗雲が立ち込めた。
「不安て…。やだ、何それ?私に何を言うつもりなの?」
すこぶる気になるんですけど。
「私、何かやらかしちゃってた?」
『え?ううん。違う違う。彩希自身が悪いって訳じゃないから。とにかく、当日加奈に会えば分かるよ』
「ちょ、あと4日間もやきもきしてなくちゃいけないの~?麻美は内容知ってるんでしょ?事前に教えてもらう訳にはいかないの?」