スイートホーム
「良いんじゃなーい?普段、仕事しながら家の中のこともちゃんとやってるんだからさ」
「そうだよね。たまには息抜きしないと」
「いや…。まぁ、常日頃から適度に手は抜いてるんだけどね」
苦笑しながら加奈がデパート入口に向けて歩き出したので、私達もそれに続いた。
「しっかし、若い時は何時間だって歩き続けられたのに、年取るとやっぱダメだね」
「ちょっと、やめてよ。私達、まだそんなグチを言うような年齢じゃないでしょ?」
ガラスの扉を押し開けながらため息混じりに発せられた麻美の言葉に加奈が突っ込みを入れる。
「いやいや、もうあっちこっちガタが来てるよ」
「仲間内で一番パワフルなくせに何言ってんのよ。あ、でもまぁ今までが異常に元気だったから、ちょっと落ち着いた今の状態は麻美にとっては『ガタが来た』って事になるのかしらね」
そんな二人のやり取りにクスッと笑いつつ、何気に店内を見渡した私は、思わずドキッとした。
あ…。
インフォメーションブースで、カウンター越しに受付のお姉さんと何やら話し込んでいる一人の警備員さん。
後ろ姿だったけど、私にはそれが誰なのかすぐに把握できた。
そして、制服姿は一度しか目にしていないのに、いつの間にやらその造形をしっかりインプットしていた自分自身に心底驚く。
仕事中に声をかけたりするのは迷惑だろうか?
「そうだよね。たまには息抜きしないと」
「いや…。まぁ、常日頃から適度に手は抜いてるんだけどね」
苦笑しながら加奈がデパート入口に向けて歩き出したので、私達もそれに続いた。
「しっかし、若い時は何時間だって歩き続けられたのに、年取るとやっぱダメだね」
「ちょっと、やめてよ。私達、まだそんなグチを言うような年齢じゃないでしょ?」
ガラスの扉を押し開けながらため息混じりに発せられた麻美の言葉に加奈が突っ込みを入れる。
「いやいや、もうあっちこっちガタが来てるよ」
「仲間内で一番パワフルなくせに何言ってんのよ。あ、でもまぁ今までが異常に元気だったから、ちょっと落ち着いた今の状態は麻美にとっては『ガタが来た』って事になるのかしらね」
そんな二人のやり取りにクスッと笑いつつ、何気に店内を見渡した私は、思わずドキッとした。
あ…。
インフォメーションブースで、カウンター越しに受付のお姉さんと何やら話し込んでいる一人の警備員さん。
後ろ姿だったけど、私にはそれが誰なのかすぐに把握できた。
そして、制服姿は一度しか目にしていないのに、いつの間にやらその造形をしっかりインプットしていた自分自身に心底驚く。
仕事中に声をかけたりするのは迷惑だろうか?