スイートホーム
そう問いかけながら、戸惑った表情で私達の元へと近付いて来る。
「あ、紹介するね。こちら、私が雇われてる『コスモ警備保障』の独身寮に入居している方で…」
私は何だか妙に焦りながらも、右手で小太刀さんを示しながら頑張って言葉を続けた。
「小太刀龍之介さん。他の入居者さん同様、寮では良くしていただいてるんだ」
「あ、そうだったんだ。初めまして。私武藤と申します」
「戸崎です。守家がいつもお世話になっております」
さすが普段は仕事をバリバリこなす、如才のない二人である。
ついさっきまでのおちゃらけムードは成りを潜め、代わりに、瞬時にビジネスモードへと切り替わり、小太刀さんに向かって滑らかな口調で言葉を繰り出した。
「…いえ。こちらこそ、お世話になってます」
「あ、じゃあ今日の所はこの辺で。小太刀さんお仕事中だから」
「そうね。邪魔しちゃ悪いものね」
「お引き留めしちゃってすみませんでした。お仕事頑張って下さい」
締めの言葉を述べた私と、空気を呼んで素早く同意した加奈と麻美に向けて小さく頭を下げると、小太刀さんは仕事に戻るべくその場から足早に歩き出す。
……が、数メートル進んだ所で突然、何かに気付いたように、一点を見つめながらピタッと足を止めた。
「?」と思いつつ、私達も思わず釣られて彼の視線の先を追ってしまう。
「あ、紹介するね。こちら、私が雇われてる『コスモ警備保障』の独身寮に入居している方で…」
私は何だか妙に焦りながらも、右手で小太刀さんを示しながら頑張って言葉を続けた。
「小太刀龍之介さん。他の入居者さん同様、寮では良くしていただいてるんだ」
「あ、そうだったんだ。初めまして。私武藤と申します」
「戸崎です。守家がいつもお世話になっております」
さすが普段は仕事をバリバリこなす、如才のない二人である。
ついさっきまでのおちゃらけムードは成りを潜め、代わりに、瞬時にビジネスモードへと切り替わり、小太刀さんに向かって滑らかな口調で言葉を繰り出した。
「…いえ。こちらこそ、お世話になってます」
「あ、じゃあ今日の所はこの辺で。小太刀さんお仕事中だから」
「そうね。邪魔しちゃ悪いものね」
「お引き留めしちゃってすみませんでした。お仕事頑張って下さい」
締めの言葉を述べた私と、空気を呼んで素早く同意した加奈と麻美に向けて小さく頭を下げると、小太刀さんは仕事に戻るべくその場から足早に歩き出す。
……が、数メートル進んだ所で突然、何かに気付いたように、一点を見つめながらピタッと足を止めた。
「?」と思いつつ、私達も思わず釣られて彼の視線の先を追ってしまう。