スイートホーム
「ん~、甘くて冷たくておいしい!生きかえるわ~」
一口アイスにかじりつき、それを口内で転がし飲み下したあと、麻美は幸せそうに言葉を発した。
「……こういう言い方は、あまりしたくないんだけどさ」
そしてすぐにまた二口目を口にしつつ続ける。
「超キモかったよね、あの男」
確認するまでもなく、先ほどの連れ去り犯に対しての評価だろう。
「うん、キモかった」
間髪入れず加奈も同意した。
「いや、別にさ、メガネかけてて野暮ったい服装で背が低くて小太りでも、可愛らしく思えるキャラクターの人も世の中にはいるじゃない。でも、アイツは正真正銘キモかった」
「内面の歪みが外見に現れちゃってるんでしょうね」
ウンウンと頷きながらミルクティーを口にし、加奈は言葉を繋ぐ。
「でもさぁ、休日の混んでるデパート内で、よく女の子を連れ去る気になんてなれるよね。大勢の目撃者がいて、しかもこのご時世監視カメラの設置なんか当たり前だし、運良くここから抜け出せたとしても、すぐに捕まるだろうに」
「そんな事まで冷静に考えられるような精神状態じゃないんでしょ。好みの可愛い女の子が一人でいるのを見つけて『千載一遇のチャンス!これを逃してなるものか!』って感じで発作的に行動に移しちゃったんだろうから」
憎々しげな口調で麻美が返答した。
一口アイスにかじりつき、それを口内で転がし飲み下したあと、麻美は幸せそうに言葉を発した。
「……こういう言い方は、あまりしたくないんだけどさ」
そしてすぐにまた二口目を口にしつつ続ける。
「超キモかったよね、あの男」
確認するまでもなく、先ほどの連れ去り犯に対しての評価だろう。
「うん、キモかった」
間髪入れず加奈も同意した。
「いや、別にさ、メガネかけてて野暮ったい服装で背が低くて小太りでも、可愛らしく思えるキャラクターの人も世の中にはいるじゃない。でも、アイツは正真正銘キモかった」
「内面の歪みが外見に現れちゃってるんでしょうね」
ウンウンと頷きながらミルクティーを口にし、加奈は言葉を繋ぐ。
「でもさぁ、休日の混んでるデパート内で、よく女の子を連れ去る気になんてなれるよね。大勢の目撃者がいて、しかもこのご時世監視カメラの設置なんか当たり前だし、運良くここから抜け出せたとしても、すぐに捕まるだろうに」
「そんな事まで冷静に考えられるような精神状態じゃないんでしょ。好みの可愛い女の子が一人でいるのを見つけて『千載一遇のチャンス!これを逃してなるものか!』って感じで発作的に行動に移しちゃったんだろうから」
憎々しげな口調で麻美が返答した。