スイートホーム
改札を抜けてホームまで行くと、すでに目当ての電車がドアを開いた状態で待機していた。
慌てて一番手前のドアから乗り込む。
もう少し遅かったら逃す所だった…。
まぁ、すぐに次の電車が来るのだからそれほど必死になる必要もないんだけど、数分でも早く帰れるならそれに越した事はないもんね。
そんな事を考えつつ、後から乗る人の進路を妨げない位置に立って素早く座席をチェック。
なかなかの混み具合で、空いている席もあるにはあったけれど、どれも隣の人との距離が微妙で、座っても窮屈な思いをしそうだった。
公共の交通機関を利用しておきながら『見知らぬ人にサンドイッチにされるのはイヤ』なんて贅沢を言ってる場合じゃないのは分かっているんだけど、その点を妥協して座らなければならないほど疲労している訳ではない。
買い物中、適度に休憩を挟んだのが良かったのかもしれない。
どうせ十数分の辛抱だし、今日はこのまま立っている事にしようと即座に判断し、私は近くの吊革に掴まった。
車両が動き出した所で、何気に車内を満遍なく見渡した私は心底ドキリとする。
同じ車両の、自分から遠い方の扉付近に佇む小太刀さんの姿を確認したからだ。
腕を組んでドアに寄りかかり、車窓を流れる景色をぼんやりと眺めていた。
そんなに視力が良い訳ではないのに、何故か小太刀さんの事は瞬時に探し出せてしまう。
慌てて一番手前のドアから乗り込む。
もう少し遅かったら逃す所だった…。
まぁ、すぐに次の電車が来るのだからそれほど必死になる必要もないんだけど、数分でも早く帰れるならそれに越した事はないもんね。
そんな事を考えつつ、後から乗る人の進路を妨げない位置に立って素早く座席をチェック。
なかなかの混み具合で、空いている席もあるにはあったけれど、どれも隣の人との距離が微妙で、座っても窮屈な思いをしそうだった。
公共の交通機関を利用しておきながら『見知らぬ人にサンドイッチにされるのはイヤ』なんて贅沢を言ってる場合じゃないのは分かっているんだけど、その点を妥協して座らなければならないほど疲労している訳ではない。
買い物中、適度に休憩を挟んだのが良かったのかもしれない。
どうせ十数分の辛抱だし、今日はこのまま立っている事にしようと即座に判断し、私は近くの吊革に掴まった。
車両が動き出した所で、何気に車内を満遍なく見渡した私は心底ドキリとする。
同じ車両の、自分から遠い方の扉付近に佇む小太刀さんの姿を確認したからだ。
腕を組んでドアに寄りかかり、車窓を流れる景色をぼんやりと眺めていた。
そんなに視力が良い訳ではないのに、何故か小太刀さんの事は瞬時に探し出せてしまう。