スイートホーム
「事後報告で梨華から聞いたんだ。『優さんにも彩希の勤め先を教えておく。落ち着いたらもう一度訪ねてみようと思う』って」
…私の個人情報漏洩は梨華によるものだったのか。
まぁ、だいたい予想はついていたけど。
でも、これで他の誰かが犯人ではなかった事がはっきりと分かり、私はホッと胸を撫で下ろす。
「俺は『そういう事はもうしない方が良いんじゃないか?』って言ったんだ。そしたら梨華は『どうして?』って聞き返して来た。何が悪いのか全く分かっていなさそうな、すごく不思議そうな表情で」
そこで優さんは再び顔を歪めた。
「その時に、とてつもなくうすら寒いものを感じた…」
当時抱いた不快感がフラッシュバックしたのだろう。
「ていうか、それまでにも梨華のせいでかなりメンタルやられてて…。それがきっかけでもう、コイツとは完全に無理だと思ったんだ」
自分を取り戻したかに見えた優さんは、話を進めるうちにまたもや情緒不安定になって来たようで、全身小刻みに震え出し、息もはぁはぁ、と荒くなって来た。
「ち、ちょっと、優さん落ち着いて」
私は慌てて彼に駆け寄り屈み込むと、その背中に右手を当て、ゆっくりと上下に撫でさする。
「ちゃんと聞いてるから。ゆっくり、整理しながら話してみて?」
…私の個人情報漏洩は梨華によるものだったのか。
まぁ、だいたい予想はついていたけど。
でも、これで他の誰かが犯人ではなかった事がはっきりと分かり、私はホッと胸を撫で下ろす。
「俺は『そういう事はもうしない方が良いんじゃないか?』って言ったんだ。そしたら梨華は『どうして?』って聞き返して来た。何が悪いのか全く分かっていなさそうな、すごく不思議そうな表情で」
そこで優さんは再び顔を歪めた。
「その時に、とてつもなくうすら寒いものを感じた…」
当時抱いた不快感がフラッシュバックしたのだろう。
「ていうか、それまでにも梨華のせいでかなりメンタルやられてて…。それがきっかけでもう、コイツとは完全に無理だと思ったんだ」
自分を取り戻したかに見えた優さんは、話を進めるうちにまたもや情緒不安定になって来たようで、全身小刻みに震え出し、息もはぁはぁ、と荒くなって来た。
「ち、ちょっと、優さん落ち着いて」
私は慌てて彼に駆け寄り屈み込むと、その背中に右手を当て、ゆっくりと上下に撫でさする。
「ちゃんと聞いてるから。ゆっくり、整理しながら話してみて?」