スイートホーム
「永遠の少年」チックな天真爛漫な明るさがあり、ビジュアル的にも、小太刀さん達よりも小柄で華奢だった。


と言っても、それはあくまでも彼らと比べたら、の話で、相川さんもパッと見175はあるし、結構筋肉質だけどね。


染髪はしていないけど、毛先を遊ばせた流行りの無造作ヘアー。


小顔で手足が長くて、明らかに私とは骨格の造りが異なる、『今時の垢抜けた男子』という風貌だった。


正直、そのテンションの高さに会話しててちょっと疲れる時もあるけれど、でも、決して悪い人ではない。


むしろ気分が落ち気味の時には、その騒々しさに救われる事もあるんだなと、今回学習できた。


そして忘れてはならないのは、こう見えて相川さんも、何かしらの武道の有段者なんだよね。


世間一般的には彼はきっとかなりモテる部類に入ることだろう。


「あ。小太刀さんと加賀屋さんと言えば、これからしばらく緊迫した雰囲気を醸し出してるかもしれないけど、気にしないであげて下さいね」


「え?」


私が自分の世界に入っている間に給茶機から緑茶を汲んで来た相川さんは、湯呑み片手に話を続けた。


「新しい4号業務の案件が入ったんですよ。加賀屋さんと小太刀さんが担当なんです。もちろん、他にもメンバーはいるけど、その人達は寮住まいじゃないから守家さんが直に接する事はないですもんね」
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