スイートホーム
「それだけ危険で大変な仕事って事だよね」
私は頷きながらしみじみと言葉を発した。
「ご家族や、彼女なんかはすごく心配してるんじゃないですか?」
以前食堂で「明日は久々にデートっス!」と声高に宣言していたので、相川さんに恋人が居ることはすでに把握している。
「ん~。親はもう諦めてますね。で、彼女は何ていうか、オレの仕事の重大さをイマイチ理解してない感じなんスよ」
「え。そうなの?」
「あっちはまだ学生ですからね~。単純にミーハーに、『ボディーガードなんてカッコいい!』と思ってるみたいっス」
「そっか…」
でも、いずれしっかりと、その事実を認識する時がやって来るだろう。
その時に支える覚悟を持つのか、それとも、その立場を他の誰かに譲るべきか、大いに悩む事になるだろうな。
って、私がそんな心配してても仕方ないんだけど。
「あ。そうだ、その彼女にお子様ランチを作ってもらえば良いのに」
「えー!ダメっスよっ。だってアイツ、すっげー料理ヘタだもん」
我ながら至極まっとうな提案をしたと思っていたんだけど、相川さんはそれを全力で拒否した。
「だって、カレーライスでさえチョーまずい仕上がりになるんスよ?誰が作ったってそれなりのクオリティになる、ごまかしのきく料理ナンバーワンの筈でしょ?あれって。何で甘かったり酸っぱかったりするんスかね?意味わかんね」
私は頷きながらしみじみと言葉を発した。
「ご家族や、彼女なんかはすごく心配してるんじゃないですか?」
以前食堂で「明日は久々にデートっス!」と声高に宣言していたので、相川さんに恋人が居ることはすでに把握している。
「ん~。親はもう諦めてますね。で、彼女は何ていうか、オレの仕事の重大さをイマイチ理解してない感じなんスよ」
「え。そうなの?」
「あっちはまだ学生ですからね~。単純にミーハーに、『ボディーガードなんてカッコいい!』と思ってるみたいっス」
「そっか…」
でも、いずれしっかりと、その事実を認識する時がやって来るだろう。
その時に支える覚悟を持つのか、それとも、その立場を他の誰かに譲るべきか、大いに悩む事になるだろうな。
って、私がそんな心配してても仕方ないんだけど。
「あ。そうだ、その彼女にお子様ランチを作ってもらえば良いのに」
「えー!ダメっスよっ。だってアイツ、すっげー料理ヘタだもん」
我ながら至極まっとうな提案をしたと思っていたんだけど、相川さんはそれを全力で拒否した。
「だって、カレーライスでさえチョーまずい仕上がりになるんスよ?誰が作ったってそれなりのクオリティになる、ごまかしのきく料理ナンバーワンの筈でしょ?あれって。何で甘かったり酸っぱかったりするんスかね?意味わかんね」