スイートホーム
「だから、それだって元を質せば、姉ちゃんがきちんと手を打っておかなかったからだろっ」
私の意見に、さらに志希は声を荒げて反論した。
「あの女の正体を変に隠したりするから。『人の悪口は言いたくない』的な、優等生で良い子ぶりっ子な考えから口を閉ざしていたんだろうけど、そういうの、すっげー迷惑だし、ただの自己満足だから」
志希はきっぱりと言い切った。
「『お人好し』ってのは聞こえは良いけど、そのせいで時折すげー残酷で罪深い結果を残す場合もある。その本人だけでなく、周りの人が振り回されて傷付けられる可能性も大いに出て来る」
「う…」
今回がまさしくそのパターンだったので、私は何も言い返せなくなってしまった。
「とにかく姉ちゃんはあらゆる面で良い格好し過ぎ。もっと自分の気持ちに正直に、きっちりと自己主張しろよ。嫌なものは嫌だってきちんと拒め。人に嫌われる事を恐れるんじゃねーよ。自分の身を全力で守る事が、結果、自分の大切な人を守る事にも繋がるんだぜ?」
ただただズボラでいい加減でちゃらんぽらんだと思っていた志希から、まさかこんな深い話が聞けるなんて。
いつの間にこんな飛躍的な成長を遂げていたのだろうか。
「…ま、母親があんなんだから、そんな自己評価が低く育っちまったんだろうけどさ」
「……え?」
私の意見に、さらに志希は声を荒げて反論した。
「あの女の正体を変に隠したりするから。『人の悪口は言いたくない』的な、優等生で良い子ぶりっ子な考えから口を閉ざしていたんだろうけど、そういうの、すっげー迷惑だし、ただの自己満足だから」
志希はきっぱりと言い切った。
「『お人好し』ってのは聞こえは良いけど、そのせいで時折すげー残酷で罪深い結果を残す場合もある。その本人だけでなく、周りの人が振り回されて傷付けられる可能性も大いに出て来る」
「う…」
今回がまさしくそのパターンだったので、私は何も言い返せなくなってしまった。
「とにかく姉ちゃんはあらゆる面で良い格好し過ぎ。もっと自分の気持ちに正直に、きっちりと自己主張しろよ。嫌なものは嫌だってきちんと拒め。人に嫌われる事を恐れるんじゃねーよ。自分の身を全力で守る事が、結果、自分の大切な人を守る事にも繋がるんだぜ?」
ただただズボラでいい加減でちゃらんぽらんだと思っていた志希から、まさかこんな深い話が聞けるなんて。
いつの間にこんな飛躍的な成長を遂げていたのだろうか。
「…ま、母親があんなんだから、そんな自己評価が低く育っちまったんだろうけどさ」
「……え?」