スイートホーム
感慨深い思いに思考が占領されていて、危うくスルーしそうになったけれど、すんでの所で、脳がその情報をキャッチした。
「「あんな」って…。私とお母さんの確執に、志希も気付いてたの?」
「そりゃ、24年間一つ屋根の下で暮らして来たんだから、気が付かねーワケがねーだろ」
苦笑いを浮かべつつ志希は返答した。
「でも…。志希はお母さんとすごく馬が合ってるというか、正直、私とは比べものにならないくらい可愛がられて優遇されて来たじゃない」
困惑しながらも私は言葉を続ける。
「あんたもそれを当然のごとく受け入れていたというか…。まさかお母さんに対して、そんな反感を抱いていただなんて今の今まで全然気が付かなかった」
「俺が「長男」だからだろ。あの家を継いで、自分達の面倒を見てくれるものだと思い込んでいるから、小さい時分から媚を売って来たってだけの話だよ」
志希はクールな表情、声音でそう言い放った。
「そんで俺も、あの人を敵に回すのはやっかいだから家に居る間はうまく立ち回ろうと思ってるだけ」
「家に居る間…?」
「あ。俺、もう少し給料が上がったら、あの家とっとと出るから」
志希はまたもや爆弾発言を繰り出した。
「貯金も順調に貯まってるし。あの母親とこれから何十年とある人生を一緒に過ごすなんてまっぴらゴメンだからな」
そこで志希は思いっきり顔をしかめた。
「「あんな」って…。私とお母さんの確執に、志希も気付いてたの?」
「そりゃ、24年間一つ屋根の下で暮らして来たんだから、気が付かねーワケがねーだろ」
苦笑いを浮かべつつ志希は返答した。
「でも…。志希はお母さんとすごく馬が合ってるというか、正直、私とは比べものにならないくらい可愛がられて優遇されて来たじゃない」
困惑しながらも私は言葉を続ける。
「あんたもそれを当然のごとく受け入れていたというか…。まさかお母さんに対して、そんな反感を抱いていただなんて今の今まで全然気が付かなかった」
「俺が「長男」だからだろ。あの家を継いで、自分達の面倒を見てくれるものだと思い込んでいるから、小さい時分から媚を売って来たってだけの話だよ」
志希はクールな表情、声音でそう言い放った。
「そんで俺も、あの人を敵に回すのはやっかいだから家に居る間はうまく立ち回ろうと思ってるだけ」
「家に居る間…?」
「あ。俺、もう少し給料が上がったら、あの家とっとと出るから」
志希はまたもや爆弾発言を繰り出した。
「貯金も順調に貯まってるし。あの母親とこれから何十年とある人生を一緒に過ごすなんてまっぴらゴメンだからな」
そこで志希は思いっきり顔をしかめた。