スイートホーム
「なーなー、おふくろ。姉ちゃんから給料の半分もぶん盗ってるって、ホント?」
コップになみなみと注がれた水を美味しそうに飲み下していたお母さんは、その問い掛けに一瞬フリーズした。
その後ゆっくりとコップを流し台に置きつつ、ひきつった笑顔で志希に向き合う。
「ぶ、ぶん盗ってるなんて、そんな、人聞きの悪い。家族の一員なんだから、生活費を負担するくらい当たり前のことで…」
「つーか、姉ちゃんの給料で半分って事は、月に15万くらい納めてるって事だろ?そんなに金が必要なの?」
「あ、あなたは家計を預かった事がないから分からないのよ。家族4人が1つ屋根の下で生活していくにはそれ相応のお金がかかるの。あなた達が学生の時は何とかやりくりしていたけど、そろそろその分を還元してもらわないと…」
「でも、俺は払ってねーじゃん」
次から次へと畳み掛けるように発せられる志希の言葉に、いい加減面倒くさくなったのか開き直ったのか、お母さんは憮然とした表情になると、口調もぶっきらぼうなものに変えて続けた。
「志希は良いのよ。すごい安月給なんだから」
「ちょっ、何だよそれ~。ある意味ヒデェな!」
「しかも彩希みたいに、ピタッピタッと定時で帰れるような恵まれた職場じゃないんだから。志希が仕事に慣れて、お給料が上がったら協力してもらうつもりだったのよ。待遇や所得に応じて差を付けるのは当然の事でしょ?」
コップになみなみと注がれた水を美味しそうに飲み下していたお母さんは、その問い掛けに一瞬フリーズした。
その後ゆっくりとコップを流し台に置きつつ、ひきつった笑顔で志希に向き合う。
「ぶ、ぶん盗ってるなんて、そんな、人聞きの悪い。家族の一員なんだから、生活費を負担するくらい当たり前のことで…」
「つーか、姉ちゃんの給料で半分って事は、月に15万くらい納めてるって事だろ?そんなに金が必要なの?」
「あ、あなたは家計を預かった事がないから分からないのよ。家族4人が1つ屋根の下で生活していくにはそれ相応のお金がかかるの。あなた達が学生の時は何とかやりくりしていたけど、そろそろその分を還元してもらわないと…」
「でも、俺は払ってねーじゃん」
次から次へと畳み掛けるように発せられる志希の言葉に、いい加減面倒くさくなったのか開き直ったのか、お母さんは憮然とした表情になると、口調もぶっきらぼうなものに変えて続けた。
「志希は良いのよ。すごい安月給なんだから」
「ちょっ、何だよそれ~。ある意味ヒデェな!」
「しかも彩希みたいに、ピタッピタッと定時で帰れるような恵まれた職場じゃないんだから。志希が仕事に慣れて、お給料が上がったら協力してもらうつもりだったのよ。待遇や所得に応じて差を付けるのは当然の事でしょ?」