スイートホーム
必要に応じて中に招き入れるらしく、部屋の中央に向かい合わせで置かれたスチール製の二つの事務机の先に、衝立で仕切られたソファーとテーブルの応接スペースがあった。
さらに部屋の左手奥には床から30センチほどの段差がつけられている6畳の畳の間があり、「こっちの方がくつろげるから」と奥さんは私をそこへ案内した。
「お夕飯て、何人分くらい作るんですか?」
レトロで何だか懐かしい、丸いちゃぶ台の前に正座し、応接スペースの隣に設置されている給湯設備の前でお茶の準備をする奥さんに問い掛ける。
「えっとねぇ、今日に関して言えば、私達夫婦を入れて13人前かな?」
グラスに麦茶を注ぎ入れながら奥さんが言葉を返した。
「早番だったり遅番だったり非番だったり、その人によってシフトが違うから、全員が同じタイミングで食卓に着くことって、実はほとんどないのよね」
「まぁ、少ない時で6、7人、多い時で14、5人分くらい作るって考えてもらえれば良いかな」
私と一緒に畳の間に上がり込んでいた旦那さんが、奥さんの解説に補足をしつつ、壁際にある棚から個包装のお煎餅やチョコレートが乗ったお皿を取り出した。
それをちゃぶ台の上に置き、私の対面に「よっこいせ」と言いつつ腰を落としている間に、奥さんも麦茶を手に私達の元へと来る。
さらに部屋の左手奥には床から30センチほどの段差がつけられている6畳の畳の間があり、「こっちの方がくつろげるから」と奥さんは私をそこへ案内した。
「お夕飯て、何人分くらい作るんですか?」
レトロで何だか懐かしい、丸いちゃぶ台の前に正座し、応接スペースの隣に設置されている給湯設備の前でお茶の準備をする奥さんに問い掛ける。
「えっとねぇ、今日に関して言えば、私達夫婦を入れて13人前かな?」
グラスに麦茶を注ぎ入れながら奥さんが言葉を返した。
「早番だったり遅番だったり非番だったり、その人によってシフトが違うから、全員が同じタイミングで食卓に着くことって、実はほとんどないのよね」
「まぁ、少ない時で6、7人、多い時で14、5人分くらい作るって考えてもらえれば良いかな」
私と一緒に畳の間に上がり込んでいた旦那さんが、奥さんの解説に補足をしつつ、壁際にある棚から個包装のお煎餅やチョコレートが乗ったお皿を取り出した。
それをちゃぶ台の上に置き、私の対面に「よっこいせ」と言いつつ腰を落としている間に、奥さんも麦茶を手に私達の元へと来る。