チョコレートコスモス・アイズ
涼は、自宅に戻った後、早速宿題のノートを開いた。そこには、一枚の栞が挟まっていた。
栞は、少々細長いハートの形をしていて、赤というより一昔前に流行ったルージュのような紅色で彩られている。そして、中心に白い円形のシールがある。それを剥がして、こすると香りがする仕掛けらしい。
涼はシールをそっと剥がして、爪でこすった。鼻を近づけると、ふわりとチョコレートの甘い香りがした。
―ああ、キッカの香りだ。
涼は、目を閉じてしばらくその香りを楽しんでいた。
キッカからの、思いがけないバレンタインのプレゼントだった。涼は、香りを堪能した後で、栞を大切に机の引き出しにしまった。
栞は、少々細長いハートの形をしていて、赤というより一昔前に流行ったルージュのような紅色で彩られている。そして、中心に白い円形のシールがある。それを剥がして、こすると香りがする仕掛けらしい。
涼はシールをそっと剥がして、爪でこすった。鼻を近づけると、ふわりとチョコレートの甘い香りがした。
―ああ、キッカの香りだ。
涼は、目を閉じてしばらくその香りを楽しんでいた。
キッカからの、思いがけないバレンタインのプレゼントだった。涼は、香りを堪能した後で、栞を大切に机の引き出しにしまった。