シークレットガール
いや、わかってしまったから疑ったんだ。


それは、柚とあたしが兄弟だったからなのか?


それとも柚が犯罪者で、あたしが警察の人間になろうとしてるのか?


どちらかなんて、わからないけど、、、


でも、柚はきっと彼らに会いにあたしの病室に来たんだ。


「俺ら邪魔そうだから、、、」


そう言って、立ち上がる山吹のことを柚のことが止めた。


「あたしのことを気にしないで下さい」


柚は何を考えてるの?


無性に柚が、怖くなった。


「ねぇ、リン」


あたしに話しかけた、柚の顔が笑っていなかった。


「、、、どうしたの?」

「もう、12年も経つんだね」


柚が何の子とを言っているのか、すぐにわかった。

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