あたしと寮と狼先輩。








『てか、可愛くないしあたしなんか襲う人はいないから大丈夫だよ』



うん、まずそこ。
可愛いとかないないない。






「ほうほう、無自覚か………」



ひとりでぶつぶつ言ってる響。

な、なんだ?





「こりゃあ藤堂も大変だ…」



け、圭?
どーしてここで圭の名前が出るの?





『え、なんで圭?』



んー、それはねえ…とにやにやしながら話す響はいたずらっ子のようだった。





「葉山、変なこと言うんじゃねえよ」



さっきまで机に突っ伏してたはずの圭が、あたしたちの会話に参加してきた。





『あ、圭。おはよう』



寝起きが悪いのか、怒ってるのか、わかんないけど。

圭の顔はむすっとしていていつも整ったな顔が台無しになっていた。


あーあー。もったいない…









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