あたしと寮と狼先輩。






そろそろ授業戻らないと…


ゆっくり体を起こしてみるが、今だに頭はぼーっとしている。

あー…
体育やりたかったなあ。ちくしょう。





「宮間さん?起きた?」



ベットに設置されているカーテン越しから先生の声が聞こえてきた。





『あ、はい』


ベットから降り、先生のいるところまで歩くと、先生はどこかへ出かける準備をしていた。





「宮間さん、申し訳ないんだけどね、少しの間だけ席を外すからここのお留守番頼んでもいいかしら?」




『は、はい。大丈夫ですよ』



頼まれると断れないタイプなのです。






「この時間はあまり生徒が来ないから安心して。もし来たら、先生いないからって追い返しちゃっていいわよ!
サボり目的の生徒も少なくないからね」



それだけ言うと、慌ただしく部屋を出て行った先生。

追い返せって言ったって…



とりあえず、誰も来ないことを祈る。












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