あたしと寮と狼先輩。
ガラガラッ…-----
…神様はいじわるなのだろうか。
誰も来ないようにって祈ったじゃん!
なんでその望みを1秒で壊すかな!
神様の馬鹿!阿呆!おたんこなす!
ふぅ、仕方ない…………
『あ、あの!今先生は不在でして…』
追い返すことを選んだあたしは、入って来た人の方を向いた。
頼むからヤンキー君ではありませんよーに!!!!いまだにやんちゃなお方は苦手なのです!!!!
…って、あれ?
あの人………
『藤間、先輩…?』
そう、保健室にやってきたのはまだ一度も会話をしたことのない藤間先輩だった。
しいて言えば自己紹介で声を聞いたくらい。
今日は少し長めの前髪をピンで止めているみたいだ。
………可愛いな先輩。
あたしの顔を見て少しびっくりとした表情をしていたけど、何もなかったかのように椅子に座った。
んんー。
これは、話しかけても大丈夫なのかな?
でもせっかく2人きりだし…
いつもは楓先輩という邪魔者がいるから話す機会なくなっちゃうけど(失礼)
とりあえず、声かけてみよう。