あたしと寮と狼先輩。







『あの…左手出してもらえますか?』



何で?と言ったような顔であたしのことを見た先輩。


隣に座ってきたことはとりあえず置いておこう。

それよりも怪我の手当てをしたい。


出された左腕を見てみると、青っぽいあざが出来ていてそこは熱を持っていた。





『うーん…結構腫れてるな…ちょっと待っててください』



保健室に入るのは初めてだけど、湿布と包帯くらいはすぐ見つかるだろう。

あたしはソファの向かい側にある棚を探した。





うーん、ここにありそうだな……






…………お!みっけた!



湿布と包帯を持ち、先輩の隣に座り直した。





『お待たせしてすみません…
あたしが手当てしても大丈夫ですか?』



そう聞くと、小さく頷いてくれた。



よし、ちゃちゃっと終わらせてしまおう。
先輩も早く教室戻りたいだろうし!











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