あたしと寮と狼先輩。
「-----…ん、」
んんん…
誰かに名前を呼ばれてる気がする。
けどまだ眠いよぉ…
『ん、あとちょっと………』
あたしの言葉に声の主がため息をついたことは言うまでもない。
「----…きろ、凛。」
この声の主は圭なんだろうけど。
起きなきゃだめですか?
…だめ?…ですよねえ。
仕方ない、起きよう。
「起きろっつってんだろ凛」
『………おはようございます圭くん。」
ゆっくりと目を開けると、同じ高さに圭くんの顔が。
「お前なんでこんなとこで寝てんだよ。風邪引くだろーが馬鹿」
ば、馬鹿って…………
まあ今回に関しては否めないっす。
あたしあれからずっとソファで寝ちゃってたみたいだ。
って、あれ…?
『藤間先輩は?』
「はあ?誰だよ」
隣で寝ていた藤間先輩がいなくなっていた。