あたしと寮と狼先輩。
『いや、なんでもないや…』
教室戻ったんだろうな。
起こしてくれればよかったのに…
「つーかよ、ドアの前に保険医不在の札掛かってたから凛いねえのかと思ったわ」
『へ?』
あたしも先生もそんなの掛けてないよ。
なんでだろう…
あ、もしかして………
………あとで聞いてみよう、うん。
「でもまあ。大丈夫そうでよかった」
ぽんぽんとあたしの頭を撫でる圭。
ほんと、面倒見の良いお兄ちゃんみたいだなあ。
あ!そうだ!
『あたしのこと運んでくれたの、圭だよね?ほんっとごめんね』
あたし重いのに、あんな軽々持ち上げた圭はすごいと思う。
ただね、今考えるとすごく恥ずかしい。
だってあれって、お姫様抱っこ…ってやつだったもん。
漫画とかでしか見たことなかったから、自分がされるなんて思ってもみなかったよ…………ははは。