午前0時にキスして



母さんは淡々と話を進め。那智さんを見つめると鞄から何かを取り出した。

「コレ...入院費に使ってやってください。元々東京に行くとき渡そうって思ったもんなんで...」

入院費...

入院費は篠原さんが支払ってくれるという話がついてた。那智さん、どうするのかな?

「必要ないですよ、いつか凪さんが必要になった時に渡してください」

那智さんの手をきゅっと掴んだ。

嬉しかった。凄く嬉しかった。それは、私に未来があるって事を那智さんが信じてくれたから。



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