月夜の桜

そんなことを思いながら、しばらく大樹と歩いていた。
会話も、なかなかと弾んで楽しい時間が過ぎていた。

大樹「そうだ!静香にもっといいプレゼントがあるんだけど?」

静香「まだあるの?また泣かせるの?」

大樹「泣くかどうかは、プレゼントをもらってからだね(笑)」

静香「楽しみにしてるよ。」

大樹から、こんな言葉が出てくるなんて思わなかった。
何のプレゼントかは、まだわからない。
でも、こんな気持ちにしてくれた大樹に、本当に感謝。
そんなこんなで、ある店に着いた。

静香「このお店ってどんなお店?」

大樹「ちょっとここで待ってて。」

静香「一緒に行っちゃだめ?」

大樹「ほんの2~3分で戻ってくるから。」

大樹はその言葉を言って、店の中に入っていった。
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