強引男子のイジワルで甘い独占欲


「大歓迎だけど。おまえの泣き顔好きだって言っただろ」
「このドS」
「……泣かしてやろうか」
「じゃあ、真剣に言うけど。
私も言ったでしょ。そういうの、誤解する人もいるから誰彼かまわず言うのやめた方がいいって」

眞木の優しさに流されるままうっかり泣き出さないようにわざと強い口調で言い返す。

今まで、慎司にだって泣きついた事なんてなかったし、その前に付き合った人にだって頼ったり甘えたりってできなかった。
なのに眞木にはどういうわけがすぐに流されてしまうから困るんだ。

弱い部分をさらけ出せてしまう関係が初めてだから、どう接すればいいのか分からなくなってしまって……戸惑うし困る。

「誰彼かまわず心配して歩いてるわけじゃねーよ。俺が八方美人に見えるか?」
「八方かは知らないけど美人ではあるよね。キレイだってよく言われるでしょ?
いた……っ、なんで叩くの?!」
「ツッコみだろ。佐野がボケるから」
「ボケたんじゃないよ。だってこの間も、うちの部の男性社員が最近よくテレビ出てるモデル見てちょっと眞木に似てるって話してたし。
別にいいじゃん。美形って事なんだし褒めてるんだから」
「男にキレイとか不愉快以外のなんでもない。
それに、俺のいない場所で自分の話されんのって気持ちわりー」




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