電波的マイダーリン!
「もうそんな時期かぁ~…早いにゃ~…」
「いつもボーっとしてるからでしょ。」
「えぇ~?そんなことないよ~。千早さんはいつでも本気なのだ!!」
「ま、ほざいてなさい。」
「うはwwみかりん酷ェww何気マジメなのにww」
ごはんをお茶で流し込みながら、あたしは春からのことをいろいろと思い返していた。
…ホント、いろいろあったよねぇ……(しみじみ)。
「あ!ところでみかりん!」
「なによ」
「サンタクロースっていつまで信じてた~?」
「3歳。」
「……可愛くない子供だったんだね…」
「黙らっしゃい。」
花梨がキッとあたしを睨んだ時、あたしと花梨の間に一つの影が落ちた。
顔を上げると、そこには瑞希が居て。
なんだが信じられないって顔をしていたので。
「ミッキー?どったの?」
「……あのさ」
「うぬ?」
「サンタクロースって居ないの?」
……………………。
「…いいんだよ、瑞希。うん。キミはそれでいいんだ…」
「え、何?ちーちゃん泣いてない?」
「…まさか千早よりバカが存在したとは…この世もそろそろ終わりね…」
「え、なんでみかりん遠い目してんの?」
東野瑞希、恐るべし。