まんまと罠に、ハマりまして
「でも、ちょうど良かったわ。会いたいと思ってたの」
「…え?」
「あぁ…。警戒しないで。伝えそびれてた事があるだけだから」


課長に、


─伝えるべき?


思ったけれど。


「ランチしましょう。ちゃんと話しておきたい事なの」


ゆきのさんの雰囲気から、話してからでも大丈夫のような気がして。


「…はい。分かりました」
「よかった。ありがとう。じゃあ、後でね」


私はゆきのさんの誘いに頷いた。

あと。
正直、ゆきのさんの事も気になっていたから…。

もちろん、不安もあったけれど。
課長の、


『信じててほしい』


その言葉が大きくて。

きっとゆきのさんに何を言われても、課長を信じてれば、大丈夫だろう、と。

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