キラキラ




「この体制おかしくない!?離してよ!!この変態」


「無理。離したらお前逃げるだろ?」


「当たり前でしょ。」


「じゃあ絶対離さねー」




謎にこいつの足の間に座らされて抱きしめられてるあたし。


こいつの事は好きじゃないよ?


むしろ嫌い!!



だけど、こんなイケメンにこんなことされたらドキドキしちゃうし心臓に悪い。





「この手を離せ!この手を!なんで抱き締められてんのよあたし」


「俺、今追っかけられてんだよ」


「……は?」


「この学校の先輩。こないだ一回遊んだら向こうマジになっちゃってさー。ここんとこずっと追っかけ回されてんの俺」


「へぇ〜」



激しくどうでもいい。


まあ、見るからに女遊び激しそうだもんね。





「だからもーすぐここ来ると思うんだよなあの先輩。彼女のふりしてくんねー?いちごちゃ…いってぇっ」



一発バシッとしばいてやった。




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