キラキラ
「あ!みーっけ!」
「うぉっ。やっべ。見つかった」
化粧が濃い、ギャルっぽい感じの女の人が近寄ってくる。わりと綺麗めだけど気がきつそう。
「だ…れ、その子?」
その先輩はこいつの腕の中にいるあたしをみた瞬間、にこやかだった表情が一気に険しくなった。
「あー、ゆり先輩。これ俺の彼女っす」
「そんなわけっ…ふご」
「だからもう、ゆり先輩とは遊んだりできないっす」
弁解しようとするあたしの口をグッと押さえつけられる。
苦しい…言わないってば!
目でそう訴えると分かってくれたのか、手を離してくれた。
「彼女可愛いね。いいと思う」
「でしょ?ありがとうございます」
「その制服は…白山高校かあ。制服可愛いとこだよね!」