【続】三十路で初恋、仕切り直します。
「ちょっと、待ってよ、ね、………………お、お風呂入ろ……?」
一緒に入浴しようなどと自分から誘うのはひどく恥ずかしいけれど、このまま事に及ぶことを考えればまだマシだった。
「………あの!……ここのバスタブ、広いからたぶんふたり一緒に入れるよ……?」
でも法資は泰菜の示した妥協案的な誘いに、声を殺して意味ありげに笑うばかりだ。中途半端にはだけたワンピースはそのままに、太腿から這い上がってきた法資の指がショーツのサイドレースに引っ掛かる。
「ま、待ってってば!」
「……風呂は終わってからでいい。どうせ一回で終わらせる気ないし」
押さえようと伸ばした泰菜の手が届くより一瞬早く、法資の手がこれから味わう果実の皮をそうするように泰菜のお尻からするりとショーツを剥いてしまう。
法資の眼前に晒されてしまった丸みを隠す間もなく、大きな両手で掴まれその体温の熱さに痺れているうちに法資がいきなり齧りつくように歯を当ててきた。
「っ嫌だ、汚いよっ」
「……気になんねぇよ」
法資の手の形に歪んだやわらかなそこを何度も甘噛みされ、そうかと思うとあちこちきつく吸われて痕を付けられてしまう。
「……わたしが嫌なのっ、ねえ、お願い……」
「いいから。べつにどこも汚くなんかねぇよ、泰菜は」
「でも、今日汗かいたし……!」
一日の汚れを洗い流していない肌を好きな相手に触れさせるのはすごく抵抗があるし、ものすごく恥ずかしいこだ。なのに法資は「気にするな」と自分の都合だけで強引に推し進めてくる。そのままひとしきりやわらかに弾む感触をたのしむと、再度泰菜の体をベッドの上で強引に反転して仰向けにさせる。
「………エロい恰好だな」
圧し掛かりながら泰菜を眺め下ろした法資が意地悪く揶揄してくる。