ツンデレ彼氏をデレさせろ。



「よ、よよよよよくじょだなんて!
そんなこと李斗が思うわけ…「ないって何で思うの?」」



爽が私に言葉を被せた。




「へ?」




「棗は、朔のことが好きなのよ?
それはわかってるでしょう?」



「わかってるよ…。」



試合が終わった日に
言ってくれた李斗の気持ち。



『朔が…、…好きだからだよ。
だから、一緒にいるんだ。
だから、朔は、俺の彼女なんだ。』



あの時の李斗の気持ちは、
本当に
嬉しくて、嬉しくて、嬉しくて…。




心に刻み込まれてる。
ーだから、
李斗が私を好きでいてくれるのは、
わかってる、んだけど。



「でも。こんな幼児体型に
よ、よくじょ、だなんて…。」



「は?」



「だって、胸ないし…、
その割に足は太いし、
ポッチャリ体型だし、
こんなんに欲情って…。」



私がそういうと、
爽は盛大に溜め息をついた。



「朔ねえ………。
自分自身を卑下しすぎ!!
そんなことないって!!!
朔はすっごくカワイイよ!?



…棗は、朔のこと、ちゃんと
オンナとしてみてる。
欲情する魅力的な女の人としてね。



彼は求めてるんだよ、朔を。
好きなの、朔のこと。
だから、
欲しがってるの、カラダごと。」



「!!!」



爽の言葉を理解すると、
身体ごと茹で上がるように
全身が熱くなった。



「彼もふつーの
男子高校生だった、ってわけだ!



…自信持ちなよ、朔。
朔は、十分魅力的な
カワイイ女の子だよ。」



「…う、うん…。
…ありがと…。」



急にそんなこと言われると
照れ臭くなって、顔を俯けながら
御礼を言った。ーーー



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