ツンデレ彼氏をデレさせろ。
ー射るような鋭い瞳。
だったけど、
自然と恐怖は感じなかった。
初めて見る表情も、
大好きな彼、李斗の表情に
間違いはなくて…。
李斗は、李斗。
大好きで大好きでたまらない。
ーだけど。
爽が言う事は最もで。
私はまだ高校生で。
将来やりたいことを
探してる最中で。
まだまだ自分の足で立ってない。
ーだから、責任が取れないことは
しちゃいけない…。
「うん、大丈夫。
わかったよ…。」
私がそう言うと、
「棗は、ちゃんと朔のこと、
考えてくれてるから。
朔がちゃんと言えば、
棗はわかってくれるから、さ。」
「う、うん。」
「わかってくれたなら、よし!」
そう言って、爽は私の頭を撫でる。
彼女の表情はすごく優しい。
私はこの爽の表情が大好きだ。
「朔はさ、女の子としての
魅力を十分すぎる程持ってるよ。
それに…、
朔は、棗に愛されてるんだ。
棗だって、朔を一人の女性として
見てるんだよ。」
「う、うん…。」
「だから、自信持ちなよっ!」
「は、はーい…。」
「それじゃ、今日はもう遅いし、
帰るね?」
「え!?もう、そんな時間?」
「うん、明日数学の課題提出だよ、
ちゃんとやりなよー、
じゃあね、おやすみっ!」
そう言って、
笑顔で爽は帰って言った。
…本当にお姉ちゃんみたいだ…。