ツンデレ彼氏をデレさせろ。



「あ、じゃあ、俺、失礼します。」



朔のお母様に頭を下げ、
学校に向かう為、紡ぎを返す。
そして、朔のメッセージを
確認する為、ケータイを取り出す。



言われた通り、
『李斗!ごめんね、
今日朝に委員会入っちゃってて!!
先に行きます。』
ーとの、メッセージ。



朔のクセに俺に嘘吐くなんて、
100年早ぇーんだよ。



ーなんて、思いながら、
メッセージを返そうとすると、



「李斗君!!」



朔のお母様に呼び止められた。



「え、あ、はいっ!!」



慌てて振り返ると、



「私、今から
知り合いの家に行くんだ。
学校の近くだし、
送ってってあげるよ。」



ニコリと笑って、そう言われた。




「い、いえっ!!
俺、まだ時間あるし、
自分で行けるんで、行きますよ!」



「うーん、
私が李斗君と喋りたいんだよね。」




そう言って、ニコリと笑う
表情は朔そっくりで…。



「朔のこと、ちょっと
聴きたいことあるから、
教えてくれない?」



そう言われると、



「わ、わかりました…。」




こういうしか、なかった…。


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