ツンデレ彼氏をデレさせろ。
朔Side



二時間も前に学校に着いたけど、
李斗の行動を思い返すと
始業までじっと教室に
篭ってることなんてできず…。



ひたすら、校舎内を徘徊していた。
ーすると。



「さーくちゃん??」



「へ!?」



聞き慣れない声で呼ばれて
振り返るとそこにはーーー、



「生徒会長様ーーー!??」



「生徒会長“様”って何さ、
“様”って…www」



お腹を抱えて笑う、
生徒会長様が佇んでいた。



「どうも♡朔ちゃん♡」



そう言って、肩を寄せられる。



「あああああのおおおおお!!」



「ん?」



「肩!の!」



「肩?」



「手を!退けて下さい!!」



生徒会長と
お話しする機会なんてないから、
ビクビクしながら伝えると。



「ちょっとぐらい、ダメ?」



仔犬のような表情で、
ニコニコと微笑んで私に問い掛ける。



ーこの表情、…李斗にそっくりだ。
李斗の、意地悪する時の表情と、
そっくり…。



そっくり過ぎて、
その表情を食い入るように見てしまった。



「ん?俺の顔に何か付いてる?」



ーと、言ってグイッと顔を近付けられた。



「い、いえっ、何も!!!」



慌てて顔を背けると。



「こっち向いてよ、朔ちゃん?」



顎をスッと掴まれ、触られる。


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