ツンデレ彼氏をデレさせろ。
ゾクリーと、悪寒がした。
ーそっくりの表情なのに。
李斗とそっくりの笑顔なのに。
ー李斗の時とは違う。
不快感が私を襲う。
「嫌っ」
「触んじゃねーよ!!」
後ろからガッ!!ーと、掴まれて、
背中の後ろに隠される。
「言っただろーが!!!
コイツは、俺んのだって!!
わかんねーなら、
思い知らせてやるぞ?」
後ろ手で私を守ろうとする彼。
その姿に私は、
心臓を掴まれたかのように
キューっと、苦しくなる。
「わー!わー!
やめてやめてやめて!!
李斗に、俺は
勝てないからあああ!!!」
「それなら、初めから
コイツに手を出すな!!!」
「わかりましたー!」
「行くぞ。」
ー李斗に手を引かれて、
私はその場を後にした。