普通な恋がしたかった!!!
「お願い、マフラーのままでいいから、ちょっと協力してあげて!!」


あたしは、秦野の手を取り頼み込んだ。



なんで、自分がこんな事をしているか分からない。


空木には正直ムカついてるし、

結城日向のチャラ男キャラは好きじゃないけど…。



あたしの頭には、担いで助けてくれた空木と、

絡まれた時に助けてくれた結城日向の姿しか無かった。



明梨も、あたしの手の上から自分の手を重ねる。



「明梨からもお願い!!秦野!」



少し困ったように笑うと、秦野はマフラーを少し緩めた。


「そんな必死に頼まれたら困る…」



秦野は、あたしと明梨の耳元に囁いた。



「「っ!!///」」


なんつー甘い声をっ…///



「…てことで、行ってくる」



秦野は爽やかに微笑むと、中心に入っていった。


や、やったー!!


あたしと明梨は、お互いに親指を突き立てた。


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