普通な恋がしたかった!!!
「今のセリフ…ドキドキしたぁ」



明梨が、耳を押さえる。



「あれで、マフラーの下もイケメンだったらもっといーのに」


今度は、唇を尖らす明梨。


…当たってますよ、鋭すぎますよ、明梨サン…。



いきなり中心に入ってきた秦野を、空木が見つけた。



「蒼空じゃねぇか!なんでこんな所に?」


「…女の子に頼まれたら、断れないだろ」


「女の子ぉ?」


「凜と明梨」


そう言うと、秦野は殴りかかってきた
他校生を真顔で殴った。


「なるほど……なっ バキッ」


「はじめまして♪…スッゴい強いね、マフラーくん☆」


殴りながら秦野に寄ってきた結城日向が、秦野に挨拶をする。


「そっちもな。ドンッ 名前は、結城日向であってるか?」



「そうそう!知ってるんだ、ドカッ 俺のこと!」バシッ



「あぁ。俺は秦野蒼空。よろしくな」


「よろしく蒼空☆」


これまた、仲良くなるのが早くて羨ましい…。


ケンカしながら挨拶して仲良くなるなんて、聞いたことないって…。


半ば呆れて見ていたら、秦野はマフラーをしていても相当強い。
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