普通な恋がしたかった!!!
そして、殴りかかってくる他校生達をサッサと避けながら、ブラッドは空木に寄っていった。



「あ、手伝ってくれんの?」



空木が笑うと、


ブラッドは、空木にデコピンした。


「いった!!…なにすんだよ」


ちょっと切れ気味の空木が、ブラッドに詰め寄る。


すると、小さなざわめきが起こる。



「きゃー♡空木と山田、仲良いの?」


「おでこくっついてるー♡」



ブラッドが、周りに聞こえないように、空木に何かをつぶやいた。


多分、


「後でシメてやるから」


とかそんなカンジだと思うけど…。


「…のぞむとこ」



空木がニッと笑うと、ブラッドは他校生達を投げ飛ばし始めた。



「山田つえぇーー!!」


「山田くんすごいすごい!!」


人集りの中心で、四人が暴れ回る。



しばらくケンカが進むと、四人の方が有利になってきた。


よし、いける!!


あたしと明梨は、手を取り合って応援した。



「ゴラァァーー!!
お前ら、何やってんだァ!!!」



校庭に、ビリビリと声を響かせたのは、


「ゲッ、ヤクザもどき(※京極先生)!!」


空木が叫ぶ。


玄関から、京極先生率いる先生軍団がやってきた。
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