普通な恋がしたかった!!!
ま、マフラーがとれちゃう!!


あの、禁断のイケメンが見えてしまう!



急いで秦野が振り返った時には、




マフラーは空木の手の中にあった。




とれ、ちゃった……。




一瞬にして、静まり返る校庭。


その静けさに、先生軍団でさえもが歩を止めた。




振り返った秦野の顔は、




「「「きゃああああああかっこいいーー!!!?」」」


「「「は、秦野かっけぇーーー!!!!」」」




…正真正銘のイケメンでした。



一気に青ざめていく秦野。



バレた…。


秦野の素顔が!!


校庭で、悲鳴の爆発が起こる。


さっきより大きい歓声が、校庭を飛び交った。


「り、凜!!秦野イケメン!!?」


明梨が、パニック状態であたしの体を揺らした。


「イケメン…だ、ね…」


呆然とするしかない。



マフラーを手に、空木が秦野の顔を覗き込んだ。


「蒼空、お前ってかっこよかったのか!」


ゆっくり振り返った秦野は、


「マフラー…返してくれ」


と、低くつぶやいた。



かなり怒ってる…。


あーぁ、空木がやらかした。
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