普通な恋がしたかった!!!
「先生、桜井先生呼ばなきゃ…」


「ま、待ってよ明梨!」


明梨が駆け出す前に、あたしは明梨の腕を掴んだ。


暗くて、今までよく見えなかったけど…。


「あの人、制服着てるよ……」



明梨が目を凝らす。


「ウチの、制服…じゃん」


謎の人物は、ウチの男子生徒の制服を着ていた。


軽く着崩されているみたいだけど。



「な、なおさらヤバいじゃん!高校生が、あんな怪しい機械いじってるとか!」


「しーーっ、明梨ッ!!」


勢いで叫んだ明梨の口を押さえた…けど、



手遅れだった。



今まで機械に向かっていた体が、ピタッと止まった。


ヘッドホンを外しながら、ゆっくりと振り返る謎の人物。



息を飲むあたし達。










「…………姉さん??」









……(°°)エッ?





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