僕と君の365日

角を曲がる。


....いた!


「つぼみ!」


つぼみはびっくりした顔をしてそして悲しそうな顔をする。

「はる!来ちゃダメ!」


「は?」


俺の足は止まる。

「陽信!愛して.....」

そのままつぼみが倒れる。

「つぼ、み?」

つぼみの背中にはナイフが刺さっていて後ろに男がいて狭い路地に逃げていく。


何が、怒ったんだ?


「くっそ!」


椿は走り出して男をおう。

「つぼみ!」

ぐったりと寝ているつぼみを抱く。

「は、る.......」

「救急車!」

俺は急いで電話をかけて状況を説明する。

「つぼみ、もうちょっと頑張れ。もう少しだから。」

「そ、っか。ありが、と。私ね、はるの、がん、ばれが一番、がんばれ、るん、だ。」

「つぼみ、話さなくていいから。な、落ち着いて。」

「ごめん、ね。はる。もう....むり、みたい。」

「まてよ。つぼみ。俺が悪かった。あのとき、俺が!愛してるよ。大好きだ。だから死ぬな!」


お願いだから。死ぬな。まだ伝えてないことがたくさんあるから。

「はる。私が死ん、だら........吹っ切、るんだよ?..........わたし、も、あい、してる....」

「つぼみ?つぼみ。つぼみ!」



遠くで救急車のサイレンが聞こえた。









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