僕と君の365日
思い出の7月15日。
大好きなつぼみは俺の目の前で死んだ。
犯人は椿の努力によって捕まえられた。
「陽信。お前のせいじゃ、ねぇよ。」
「いや、俺はつぼみを殺した。俺があのとき、八つ当たりしてなかったら....!」
「そうだな。確かにそうだ。」
あぁ。俺のせいだ。俺のせいでつぼみは死んだ。
「でもさ。次があるだけましだろ?」
「うっ.....」
「だから、もう泣くなよ。つぼみも泣いてるお前みたら怒っぞ。」
「う....だって......俺が。うわぁああああ。」
「そうだな。でも男だろ。全部ここに置いていけ。つぼみはきっと笑って送り出してくれるから。」
俺は二度と動かないつぼみの手を握りながら泣き続けた。