僕と君の365日
実の兄がこの学校にいて....
ずっとわからないものが急にわかった。それだけでも十分なのに俺の問題と実の兄。
どこだ.....
一人になれる場所。教室ではないだろうし。第一、授業が始まってる。うかつに動いたら先生に見つかってしまう。
保健室か?いや空き教室.......とりあえず電話してみるか。
「........はい。」
何コールが後に桃琉は電話にでる。
「もしもし?桃琉?今、どこだ?」
「今?.....あー。北階段の一階と二階の間。」
「今から行く。」
少し...様子がおかしいような....
気のせい、ではないだろうな。誰かと一緒にいるのか......?
それで少しでも桃琉の心が安らぐならいいけど。男だったら......
あぁ。軽い犯罪者になりそうだ......
て言う都騎から学んだそこまで面白くない冗談はおいておこう。
本人が聞いたら怒るんだろうけど。正直、今そんなの気にしてる暇ないし。ごめん。都騎。
走り続けていると声が聞こえてくる。
「.......しんどくないの?」
「はい。まぁ。」
これは桃琉の声!もう1つは男の声、か。
「血の繋がってる友人って接し方大丈夫なの?」
「時々、迷います。」
血の繋がってる友人?誰だよ、それ....